いつも、煮アナゴが上手くできなかった。
寿司屋のアナゴは、なぜあんなにトロトロで、あまくって、
ふわっとしてるのに
味が良く染みてんだろう・・・
そこで、魚屋のオッチャンにきいてみた。
「アナゴはナァ~骨と一緒に煮るダヨ」
「え、骨と!」
そうなのだ。
最初、水で煮たらなんとなく物足りない感じだったし、
かつお出汁で煮たらカツオが強すぎて×。
昆布も、何か違う。
そうか、アナゴの骨ね~
さっそく、アナゴを購入。
しかし、こいつは開かれてて、骨が無い・・・
骨ー!
骨が無いので、仕方なく頭を一緒に煮ることに。
丁寧に、じっくり。
これがまた、どうなったと思う?
さぁ、その続きをとくとごらんあれ!
(4尾分)
・アナゴ(開いたもの) 4尾
・水 3カップ
★日本酒 150ml位
★はちみつ 大3
★醤油 大4
☆はちみつ 大1
①アナゴは、皮目を上にして熱湯をかけ、包丁の背でぬめりをこそげ取る。
頭を落とし、2等分に切る。
②アナゴの頭と水と一緒に鍋に入れて10分ほど弱火で煮る
③★をいれ、よく混ぜたらアナゴを入れる。軽い落し蓋をして
弱火で20~30分ほど煮る
④☆をいれ、味を見てちょっと薄いようなら醤油を足し、
さらに5~10分ほど煮る。
⑤バットに、皮目を下にして丸まっているアナゴをひろげるようにして
置き、静かに煮汁を注ぐ。そのまま半日ほど置いておく。
⑥煮汁のみを鍋に戻し、トロミがつくまで煮詰める。
器にアナゴを盛り、トロミをつけた煮汁をかける。
粉山椒をふってかんせい!
どうですか~
もう、持ちあげるとホロホロっと崩れそうな柔らかさ!
照り照り、良いツヤ。もう見た目で酒が1杯飲めそうだ。
というのは嘘で、ちゃんと食べて酒を飲むよ。
そして!究極の煮アナゴの友といえば!
卵焼きでしょう。
ああ、もう、感想は言わなくてもわかってくれますね
後から気づいたけど、う巻きみたいに卵焼きの中に入れて焼いても
良かったな。
ああ、でも・・・シャーワセ・・・
生きてて良かった。
最高 最高すぎる。
嫌な事、3割くらいは忘れられそう。
もちろん、骨があれば骨と一緒に煮れば
もっとアナゴの良いダシが出るだろう。
煮アナゴと卵焼き
今日はこれで十分だ。
(ほんとかよ~)
《おまけ》
今日のオススメチーズ(?)
これは日本最古のチーズといわれる「蘇」という
牛乳を煮詰めて造ったものだ。
しかし、なにゆえ(?)がついているかというと・・・
これがチーズなのか疑問だからだ。
「蘇」は 牛乳30キログラムを十分の一に煮詰めて作る貴重な食品で、
当時は上級階層の正月のデザートとして珍重されていたらしい。
何種類かのメーカーで作られているが、これは宮崎県のアンテナショップで
購入した「甘乳蘇」。
チーズだというのに、紹介の説明書も入っており、
2つの小さな塊がおごそかにもキレイな薄い紙で丁寧に覆われている。
80g(40g×2) ¥1050
中身はチーズとは程遠い茶色の硬いブロック。
「薄く切って」と書いてあるが、硬く、切るとホロホロ崩れるので
薄く切るのが難しい。
原材料は生乳だけ、とあって
味は濃厚なミルクの味。ほのかな乳の甘みがあり、
甘くないキャラメルといったところか。
しかし、中途半端といえば中途半端だ。
「チーズ」というには甘すぎるし、
「キャラメル」といえば甘さが無さ過ぎる。
いったい、オマエはどこを目指すのだ!(べつにどこも目指してない)
ただ、決して不味くない。いや、むしろおいしい。
ただ、いつ、どの場面でどうやって食べれば良いのか
わからない。
コレで酒は飲みたくないし。おやつというのにも何か物足らない。
教えてくれ!コレ、いつ食べたらいいんだ!
というわけで、買って1ヶ月近くたつのに
チーズのローテーションが激しい
我が家の冷蔵庫で
全く減らないという珍しいチーズだ。
順位も上がれば運気も上がる!(おれの)
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